2008年 02月 12日 ( 3 )

世にも不幸すぎる物語パート1

2/7日木曜日。スペインとお別れをしてボストンへ帰る予定だった日です。
だった・・・になろうとは、この日の朝はまだ少しも思ってはいなかったのです。

マドリッドをDepart 10:25 am →パリにArrive 12:30 pm 到着
すぐに乗り換えをして、
パリをDepart 1:15 pm →ボストンへArrive 2:50 pm (7hr 35mn )で帰ることになっていました。

この日の朝、私たちは少々朝寝坊をしました。
でもそんなことは関係なく、マドリッド空港でちゃんとお土産も買って予定通りの飛行機に乗ることができました。
ボストンにいるひとたちにもこの味を知ってもらおう。とハム類をたくさん買い込みました。

パリに着いてからは45分で乗り換えなければならなかったので、ひたすら走りました。
こんなに走ったのはいつぶりか思いだせないくらいの全力疾走です。

思えば、ここで乗り遅れておくべきだったのかもしれません・・・あとのまつりです。

息を切らして到着した私を待っていたのは、恐ろしい通告でした。

「この飛行機にあなたは乗れない」


・・・・・・・・・!!!!??



時はさかのぼること数日前。
スペインで楽しんでいる私に夫から1通のメールが届きました。
「I-20を忘れています。こちらでどうしたらいいか調べています。」


I-20・・・・どこかで聞いたことがあったな。はて。

私がボストンで生活するにあたって、アメリカへはもちろんVISAにて入国しています。
そのVISAのタイプはF2というもので、パスポートに貼ってあるVISAのシールとは別にI-20という書類があります。

そのI-20を持って、アメリカを出ないと、再びアメリカに入国することはできない。と。

なにぃ!?I-20事件の勃発です。


忘れたことを知らせてもらった数日後に夫から
「ボストンでI-20を持って待機してれば大丈夫とのこと。ボストンの空港で持って待ってるから。旅行を楽しんで」と。


よかったぁ。と胸をなでおろしていたのでした。




ところが、Paris (CDG)でボストン行きの飛行機を目の前にして、乗せてもらえないというのです。
I-20がなければ、絶対にダメだと。

なぜだ!?お前は誰なんだ・・・・


一瞬にして私の帰りの便はキャンセルされました。

ここで一人取り残されたら死んでしまう私に、y美ちゃんも付き合ってくれることになりました。かたじけない・・・・このご恩、一生忘れません。


とにかく、夫と連絡をとりに向かいます。
夫も、まさかパリで足止めをくらうことを想定していなかったらしく、パニくっていました。
I-20をfaxでひとまず送ってもらうことにして、空港のホテルにチェックインすることにしました。
ボストン⇔パリ便は1日に1便しかないので、今日の帰宅は一旦あきらめることにしました。響きはいい、パリステイです。

faxを持って、これでボストンに帰られるかどうか、確かめに再び空港へ向かいます。

何人もにたらい回され、ようやくOKがでました。

このfaxをマドリッドで受け取る予定だったのですが、夫のメキシコからの飛行機に遅れが出て、ぎりぎり間に合わなかったのが、痛手となりました。
(夫はメキシコに行ってました)

空港では、帰りのボストン行きの航空券が二人で$5000もするとか聞かされ、お先真っ暗になり、スーツケースもなく、途方に暮れました。


なんだかんだで、帰りの便のチケットも確保ができ落ち着いたところで、ホテルへ戻り翌日を待ちました。スーツケースはあきらめることに・・・

2/8金曜日に、今度こそはと空港へ向かいます。
順調に進み、きのうの足止めの場所にたどり着きました。また、足止めです。
「だめです」
!!!?????
きのう、いいって言ったじゃん!
「夫婦の証拠をだせ」と。

・・・・・
そういえば、私は婚姻届をだしていない。結婚してないかもの証拠ならだせそうだけど・・・

結局、夫の生年月日で通してもらえることになりました。覚えててよかった。


最後までもめ続け、ようやく飛行機に乗れてパリを離れることができました。

まだ不幸は終わりではなかったのです。長くなりそうなので二部構成にしました。
続きはパート2で・・・・次の記事もあわせてどうぞ。
[PR]
by nyu29 | 2008-02-12 16:38 | スペイン1

世にも不幸すぎる物語パート2

I-20事件を乗り越え、きのうとまったく同じ便に乗り込み、ボストンへ向かいました。
a0108231_15251952.jpga0108231_15254223.jpg
















やっと飛行機に乗れたぁ、Air France の機内食はおいしいぃ、とこんな写真を撮る余裕までではじめました。

少し到着時間が遅れたものの、ほぼ予定通りにボストンへ到着しました。


夫の携帯に連絡を入れると、I-20の処理もしてあり、大丈夫とのことでした。

うええエエぇい~♪

と、ここで浮かれた私がいけなかったのか・・・・

入国審査は無事に通過できました。あんなにもめたI-20は、ボストンでは出せとも言われずに、通過できてしまいました。
アメリカのVISAなのに・・・・

そして、税関にて。

思い出して欲しい、私が買い込んだハムちゃんたちを。

ゴミ箱にすべて投げ捨てられました。ひどい捨てられ方をされるもんです。肉類は一切持ち込んではいけないと。
だったら、空港で売らないで欲しいです。

スーツケースをパリで出してもらえなかったため、大量のハムを手荷物で持っていたのも運が悪かったです。
こんな仕打ちを受けるのですね。お勉強になりますわ。

すべて没収されて身軽になったわたしたちのスペイン旅行も、ようやく終わりを迎えようとしていました。

空港を出て駐車場へ向かいます。

ボストンは雪が降っていました。雪は私の目にも映っていたので、知っていました。

足元が凍っているのも知っていました。


大人が本気で転びました。地面が割れるよ、という勢いで頭をぶつけて転がりました。

こんな落とし穴があったなんて・・・・・


マドリッドで買った€30以上したワインも粉々に割れ、私はそのまま病院へ直行したわけです。


これ以上、頭が悪くなったらどうしてくれるんだ。


私の気分の悪さ、吐き気、ひどい頭痛はどこからきているのかわかりませんでした・・・・

1.飛行機が中学生か高校生かわからない団体と同じ便でめっちゃうるさかった
2.その中学生か高校生かわからない女子が、赤ちゃんのおしゃぶりをしゃぶっていた。それはおしゃれなの?!なんなの?と悩んだ
3.I-20のせいで帰ってこれなかったのに、ボストンの審査官は全く見なかった
4.楽しみにしていた、ハムちゃんをすべて捨てられた、あの高級ハムはどうなったのか、後で裏で食べられるのか・・・
5.ボストンが寒すぎた
6.単にフランスからの飛行機を降りたばかりで、どんな人間でも疲れている

などなど頭が痛くなることがたくさんあったので、打ったことが原因か全くわかりませんでした。

念のため、一通りの検査を受けることになりました。
5時くらいから、10時までかかりました。気が遠くなりそうです。痛くないものも痛くなります。
元気じゃないと、病院には行けないというのはほんとです。
帰らせてくれ。そっと寝かせてくれ。私は元気です。そればっかり考えていました。

病院では車椅子で、手厚い看護を受けられたのはありがたいが、時間がかかりすぎました。
くたくたです。

一生懸命、検査してくれた先生が黄色にピンクの水玉のでっかい蝶ネクタイをしていました。
何ゆえに・・・・?

笑わせんじゃねーよ!

大げさに、CTスキャンまでして検査は終了しました。異常なしです。


とそんなこんなで、スペイン旅行は幕を閉じたわけです。
そして現在も、そのときにひねった首が痛むわけです。これはものすごく痛いです。


年明けのフロリダ旅行で、フロリダへ26年ぶりに寒波を呼んだ私は、スペイン旅行でも嵐を巻き起こしてしまいました。

y美ちゃん、巻き添えにしちゃってごめんね。楽しい旅行をありがとう。できたら、またスペインへ行きましょう・・・・・いろいろあるけどね。
[PR]
by nyu29 | 2008-02-12 16:30 | スペイン1

スペインよ、さよおなら

グラナダからマドリッドへ戻ってきた私たちは、スペイン最終日(2/6)はショッピング中心に市内観光をしました。
朝ごはん?は、一度は食べようねと決めていたチュロスを食べに有名店に向かいました。
店内のほぼ全員がチュロスを食べいました。これほどまでに・・・・・
とても混んでいたし、期待が高まります。
a0108231_12271452.jpga0108231_122734100.jpg
















一般にイメージするチュロスとは少し違って、味のない細長ドーナツにチョコレートをディップして食べるというスタイルです。
お店によってホットチョコが違っているようで、この店はそんなにこてこてではなくさらっとしていました。
事前に見たネット情報では、どれも反応が悪く、失敗してもいいから食べてみたいだけだったのですが、
案外、案外、おいしかったです。
なんだー。
これを食べて、「おいしくないね」とはならないはずです。
「案外、おいしいね」です。
感想は、案外(しつこいか)おいしいです。おいしかったです。
チョコはそんなに甘くないし、チュロスは揚げたてで、そのまま食べてもおいしかったです。
この店に行って食べてみてください。裏切りませんよ。

チュロスで盛り上がったところで、初日に見れなかったPicassoのリベンジに再び“ソフィア王妃芸術センター”へ向かいました。
今日が再オープンの初日だったので、かなり混みあっていました。
お目当てのゲルニカ Guernikaを発見です!
a0108231_124328.jpga0108231_12432769.jpg
















撮影は禁止です。
よくわからない絵がほとんどでしたが、ゲルニカは印象的でした。
よくわからない絵がほとんどです。が。。。。

その後は街をぶらぶらしながら、シエスタを探しつつ、ショッピングエリアに移りました。
a0108231_12505787.jpg

何が目的で、いつ撮ったのかわからない一枚です。スペインぽいか・・・


本日のランチです。
a0108231_12533336.jpga0108231_12535880.jpga0108231_12542391.jpg
















行き当たりばったり、雰囲気だけで飛び込みました。料理はこんな感じでした。
a0108231_12584550.jpga0108231_12591144.jpga0108231_12593547.jpg












そろそろ、おいしい!!もしつこくなってきてはいますが、ほんと、おいしかったです!!
ベリーグッドです。
バランスもよく味もよく、とってもおいしかったです。
特に右の魚、見た目は普通の魚ですが(何の魚かはよくわかりませんが・・・)
内臓の部分に、ハムが入っていたのです。びっくり!!おいしいはずだわ。
なんと小ニクイ料理でしょうか・・・。
普通の店で、普通のランチで、普通にスペイン人が集まる店で、この料理をさっらとだせてしまうあたり、やはりスペイン、半端ないです。
ますます私たちをとりこにさせます。

シエスタにて気分もよくなったところでショッピングです。男子禁制です。
おしゃれで、かわいい店がたくさんありました。
ブランド物じゃなくて、安くていいモノがたくさん売ってました。買い物熱が高まります。
あっという間に1日が終了しました。スペイン旅行も終わろうとしています。
a0108231_13113549.jpga0108231_13122026.jpg

















ザラにはHOMEもあったらしいです。残念ながらいまいちでした。
クレート&バレルのが断然いいです。
a0108231_13341894.jpg
スペイン最後の晩餐は、いつものデパ地下へ・・・最後までお世話になりました。
おいしゅうございました。

幸せなスペイン旅行は幕を閉じようとしていました。


まだ知る由もなかったのです。


この後に起こる不幸を・・・・・・
[PR]
by nyu29 | 2008-02-12 15:10 | スペイン1